このページは、ご覧の皆様方の質問にもお答えしていきたいと思います。
ご質問をどんどんお寄せください。
ジャンル別の桐うんちく
植物としての桐 材料としての桐 製品としての桐 資源としての桐
植物としての桐
Q 桐ってどんな木?
A 諸説には色々ありますが、桐の木は、樹木の仲間ではなく、「ゴマノハグサ」科ノーゼンカヅラ属
  に属する草の仲間です。 ストローのように幹の中心部分に穴が開いており、
  それで地中の水分を吸収します。
Q 桐は花が咲くと聞きましたが、どんな花ですか?
A 桜の時期が終わってから、百合の花のような薄紫の花弁をブドウの房の
  ように咲かせます。(上下逆ですけど・・・・・)
  でも、すべての桐の木が花を咲かせる訳ではありません。
  植えたばかりの桐や元気良く育っている桐は花を咲かせないんです。 

Q 桐は何年くらいで成木になるの? 
A 桐は、約15年前後で成木となります。 
  それまでは勢い良く育ちますが、成木以降は少しづつ成長し、俗にいう年輪を積む成長
  になります。会津桐の特徴の一つでもある、目が積んでいて美しいといわれる様な桐は、
  こうした地道な成長の賜です。
Q 毎年、何本くらい植樹しているんですか? また、種からも育ちますか?
A 自治体レベルで植樹しているところは、会津でも三島町だけです。個人でも桐生産者と
  いわれる人のみの状態です。三島町では、毎年100本単位の植樹を行っています。 
  当応援団も、微力ながら毎年会員と一緒に植樹活動をしています。
  三島でも多くて300本位です。
  桐の育て方は、別ページにも育成の手引きとして資料を掲載していますが、
  通常は「分根」といい、根っこを切ってそこから、発芽させて大きくする方法を取っています。
  種から育たない訳ではありませんが、非常に難しいです。
  
Q 桐の木の生育には、どんな障害がありますか?
A 桐育成の最大の敵は、その価格の下落です。
  桐は林産と農産の中間的な扱われ方をしており、「特用林産」というジャンルの位置付けです。
  従って、田畑に植える事ができ、農作物と同じく桐を育てそれを売却して生計を立てていた
  人もいました。 ちょっとそれましたが、
  桐の木の病気としては、キリフォモプシス胴枯れ病・フラン病・てんぐ巣病などが代表的。
  害虫被害の原因は、コウモリガ・キリイボゾウムシ・シモフリスズメ・ウスオビヤガ・
  ウスバカミキリ・クワイロカイガラムシ・ヤマアリ等の被害があげられます。  
  虫ではありませんが。野ウサギ・野ネズミ・キツツキなどによる被害もあります。
材料としての桐
Q 桐材はどんな特徴があるんですか?
A @重量
  日本国内では一番軽い材料です。世界的に見ても、バルサ材に次いで2番目に軽いとされています。
  
  A透水性

  樹木とは組織構造が異なっており組織内に水分を通しにくいため、通常の使用状態で材の中まで
  水分が浸透することはありません。従って、汚れも中までは染みないという事になります。
  (簡単な実験・・・・・・・・・杉と桐を同じ大きさにカットし、水に浮かべてみてください。)
  
  B断熱性

  独立した空気の部屋がたくさんある状態なので、断熱・保温性に優れています。
  
  C熱伝導率

  聞きなれない言葉ですが、これは熱の伝わりやすさを表しています。
  樹木の中でも、桐はこの数値が最低です。  この数字が高いのは金属などです。
  これが、なぜ利点かというと、 想像してみてください。 
  真夏の炎天下の金属手すり・・・・・・・・触れると熱いですね。
  (手すり自体が熱くなっているので、触れた時に温度の低い人間の体温に同調しようとする。)
  真冬の氷点下の金属手すり・・・・・・・・冷たくて触れないでしょ?
  (手すり自体が冷たくなっているので、触れた時に温度の高い人間の体温に同調しようとする。)
  熱伝導率が高いという事は、周りの温度に影響されやすいという事です。
  
  D復元性

  多少のキズや凹みでも復元する力を持っています。
   (木材自体若干は持っているが、桐はその能力が高い)
  
  Eシックハウス症候群の原因物質とされているホルムアルデヒドなどを含まない。

  天然木は、現在の建築基準法により規制対象材から除外されていますが、大多数の木材は、
  材の中に、この成分を含んでいます。(その量は乾燥の度合いでかわります)
  桐は、その性質上こういった成分を含みませんので、安心してお使いいただけます。
  
  F寸法安定性

  タンスの材料に使用できるほど、精密化加工が可能で、寸法変化が少ない材料です。

Q 使用できる個所または製品に向き・不向きはありますか?
A まず、不向きなのは
  建築では強度が求められる個所(柱や梁など)には使用できません。
  木工においては、曲げ加工は苦手です。
  ポイント的に力のかかる製品には向きません。(机の天板など)
  天然木にありがちな、大径木の板材も難しいです。
  幹の中心に穴があいているので、製材時に一番幅広い取り方ができず、
  大径木に育てるのが非常に難しいからです。

  向いているのは、
  皆さん、ご承知のタンス・下駄・琴などです。
  接着剤との相性が良いので、接着加工には向いています。
  意外と、フローリングや手すりなど、人が直接触れる個所には適していると思います。

  
Q なぜ、高価なんですか?
A 国産桐製品は、吟味した国内の桐材を厳選して使用しているからです。
  例えるなら、一本の桐の木の5〜6%しか製品になりませんし、伐採してから材料として
  使用するので、最低でも、3年はかかります。
  それに加え、年々輸入材が多くを占め、国内の桐生産者が立ち行かなくなり、
  手入れされずに放置され他結果、病気になったり、枯れたりして国内材の減少を招く悪循環
  にあります。ただでさえ、手間暇のかかる材料の数も少なくなっているのが現状です。  

  
Q 人工乾燥はできますか?
A 建築材などでの利用では、天日乾燥ではなく人工乾燥が主流となっています。
  天日乾燥を行っているのは、伝統工芸品といわれている分野での製品製作などの場合です。

製品としての桐
Q 桐タンスが黒ずむのはどうして?
A 桐はその主成分に「タンニン」という物質を含んでいます。
   これは天然の防虫剤の役割を果たしますが、
  長年の使用で、空気中の水分に影響を受け内部から溶出してくるものと考えられます。
  桐材を利用する時には、製材してから2〜3年間、雨ざらしにして通称「アク抜き」といわれる
  工程と「乾燥」の工程を行っています。 
  現在までは、この作業で「アク」は除去できるものと考えられておりましたが、
  材の表面部分からしか抜けていないのではないかという疑問が持ち上がっています。

資源としての桐
Q 会津桐ってどのくらいの量がありますか?
A 三島町では、毎木調査を行っており、枯れたり、折れたり材料として使用できないだろう
  という桐を除いた本数は、約6500本程度確認されております。
  会津全域でも、10万本まで無いと思います。
Copyright (C) 2006 kiri-no-ouendan. All Rights Reserved.